確固たる自分という幻想を断捨離

ミッドライフクライシスになるのは、30代の半ばを過ぎて、会社人生の先が見えたり、体力が衰えたりと、人生がある意味で下り坂になるから。それなのに変わらず坂の上の雲を見てしまうから苦しいんです。

 

10代、20代ならば、確固たる自分探しも成長につながるから良いのですが、30代半ば以降でそれを続けるのは結構しんどいです。

 

なぜなら確固たる自分なんてものはどこを探しても無いから。

古くは仏教の龍樹が色即是空といい、最近は量子物理学者カルロロベリが世界は関係でできているという本で、この世は関係の網が先立ち、実体とはその結び目に過ぎないと書いています。要は自分というものは相手との関係性においてのみ立ち上がってくるものであるということ。

 

確固たる自分から解放された方が自由に楽しく生きることができます。

それに価値観なんて変わるもの。壊してまた新しく作れば良いのです。

 

それにはまず古い殻を脱ぎ捨てることが必要。

モノを捨てていくと、古い価値観から解放され、楽になります。