断捨離

この2ヶ月くらい断捨離してます。きっかけは子供が生まれて部屋が狭くなったからですが、すっかりハマってしまい、売れるものはメルカリへ、売れないものはゴミ箱へ、ランナーズハイならぬ断捨離ずハイ状態です。

 

売れたものは、どれも10年くらい前に買ったもので、最近は全く使っていないものでした。

コート、ブリーフケース、名刺入れシルバーブレスレット、靴、ギター機材、など、合計10万円くらいになりました。だいぶ汚れたフェリージのブリーフケースが8,000円で売れたのがびっくりでした。かなり使い込んだものでもブランド物は高く売れるんだなと。

あと、昔好きだった本や、昔頑張ってた資格試験のテキスト、メルカリで高値で売れない昔好きだったブランド服、など今使ってないモノを捨てに捨てました。あと会社のデスク周りのモノ、本も捨てまくりました。モノは全てゴミになるんだなと実感しました。

 

断捨離をすることで人生に良い変化があらわれた気がします。

①余計なものが目に入らなくなるので脳の疲れ方が軽くなりました。

②やりたい事、大事な事が明確になりました。自分の場合は子ども、家族と楽しく過ごすこと。

③過去とサヨナラでき、今に集中できるようになりました。

④モノをはじめとして執着心が少なくなり、また、何もいらないということに気づき、未来への不安が減りました。

⑤なぜか早寝早起きになりました。日の出前の時間は気持ちいいです。

⑥新しい考え、必要なモノ、がなぜか丁度必要なタイミングで入ってきます。読書を再開する気分にもなりました。

 

とにかく断捨離はいい事だらけです。。

今思うのは、苦しかったミッドライフクライシスの原因は過去や未来への執着ではないかと。そして執着を無くすには、頭で無くす無くすと考えていてもダメです。実際にモノを捨てることが大事なのです。捨てることを通じて人生がクリアになるのだなと感じています。

サービス業の難しさ

今日はリモートワークでした。

 

11時頃、6ヶ月の息子のおなかの湿疹が広がっているとのことで、奥さんが病院に出かけていきましたが、ムスっとイライラした雰囲気で帰宅。

どうしたのかと尋ねると、30代くらいの女医さんから「このくらいの湿疹何にもしなくて大丈夫、心配ならこの前出したあせもの薬を塗っておけばよい」と冷たくあしらわれたとのこと。

そこは、錦糸町駅近のチェーン展開している近代的なクリニック。365日深夜までやっており、施設も新しく、症状が急変しやすい赤ちゃんを抱える家庭にとってはありがたく、利便性が高いクリニックです。

しかし、先生は勤務医で曜日交代制、診察時間も短く回転重視かな、と感じます。先生は結論中心で、もちろん診断自体は間違っていないけれど、患者の不安までは取り除けていないのかな・・・と思います。

 

その後、やっぱり心配だということで、別の近所の小児科へ行くことに。

そこはさっきのクリニックと対照的な、ボロビルの2階、狭く、暗い昔ながらの小児科。診察時間は日中のみ、日曜休み、先生は70歳くらいの白髪のおじいちゃん。結論は同じで、心配するような湿疹ではなく、自然に治るとのこのこと。でも診察は10分くらいかけて丁寧に、あせもだけではなく離乳食のアレルギーの可能性など多角的に話を聞いてもらえて、それでも心配だったら・・・と塗り薬を出してくれました。

奥さんはとっても満足した様子で、かかりつけにしたいとのこと。

 

2つの小児科、診察の結論は同じであったものの、患者の満足度には大きく差が出てしまいました。改めてサービス業の難しさを感じます。

 

新しけりゃいいってもんじゃない。ハードではなく、ソフトなんだな・・・と。

 

 

全部捨てる

今住んでいるのは1LDKのマンションです。子供が生まれ、引っ越したいのですが、いい物件がなかなか見つからず、窮屈さを感じながら暮らしています。子供のモノがどんどん増えるなか、必要に迫られて断捨離をはじめました。

ただ捨てるのはいろんな意味で勿体ないので、売れそうなものはメルカリに出品しています。すぐに売れたのは新品未使用のREGALの靴、12,000円くらいで売れました。あと、カミソリの替刃。昔好きだったブランド服はウォッチ数は伸びますが中なか売れないですね。1週間で売れないものは大幅値下げしたいと思います。

そして、発送がめちゃくちゃ簡単です。メルカリ便を使えば、宛名を自分で書かなくてもローソンのスマリボックスにQRコードを読み込ませるだけで発送できます。これは革命的ですね。10数年前にヤフオクをやっていた時とは隔世の感があります。

人に誠実な関心を寄せる

カーネギーの人を動かすの一節です。人は基本的に他人に関心がなく、自分に関心を寄せてくれる他人に関心を持つということ、そして、他人に誠実な関心を寄せることで他人が自分に関心を寄せ、関係性が深まり、人生が切り拓かれるというものです。おくほが買った本ではなく奥さんが買った本です。幾多の本一斉処分を潜り抜け、いまだ本棚に並んでいます。熱心に読んだことはないのですが、処分を検討するたびに開き、その度に考えさせられる部分があります。

今回は人に誠実な関心を寄せるということがおくほに刺さりました。今までは人は人、自分は自分と、人との間に境界線を引きすぎていたような気がします。また、それが生きづらさの一因になっているのではとも思います。今まで生きる意味は何なのか、とひたすら自分の中に答えを求めてきた気がします。しかし、全く見つかりません。向上心を持って英語や資格試験に挑戦し、TOEIC870点や中小企業診断士合格、税理士試験財務諸表論合格など、それなりの結果を出してきましたし、これらは仕事には多少は役に立っています。そうではあるものの、目標を持って勉強している間や合格した瞬間は確かに充実感はありますが、達成した後、別に人生が劇的に変わるわけでもなく、むしろ目標がなくなって虚無感すら感じることもあります。今はサラリーマン人生をどう生きるべきか全く見失っています。

そんな中、この一節を読んでハッと気づかされました。生きる意味というのは自分の中にあるわけではなく、人との関係性のなかにあり、関係性を深めるには、人に誠実な関心を寄せることだと。それに人との関係性を深め、協力関係を作ることで困った時に助け合うことができ、孤独でいるよりはるかに生きやすくなると思います。仕事だって、ビジネスライクにプロフェッショナルにやるだけでは味気なさすぎて面白くない、信頼関係のあるチームでやるから面白いし、不安も減ることにようやく気付きました。これは家族でも同様で、お互いがお互いの役割を果たしていればそれでよいということではなく、お互いのことに関心を寄せて、関係性を深めることが必要なのです。

正直まったくできていませんでした。これに気づいて、今までビジネスライク過ぎた同僚との関係性を深めるべく、少しパーソナルな会話に踏み込んだり話しかける回数を増やしました。はじめて1週間くらいですが、自分のホームが広がり余裕感が出てきて、憂鬱な気持ちが減少しました。人生に行き詰ったミッドライフクライシスにかなり効果がある方法だと思います。

M&Aブティックの社長とお会いしました

老舗M&Aブティックの社長とお話しました。以前案件でもワカレでご一緒した方です。M&Aブティックの情報基盤は所属メンバーの属人的な人脈です。また、融資といった特定のポジションが無いため顧客とのリレーションづくりや提案力や提案件数が必要となります。その老舗ブティックも少し前に大手M&Aアドバイザリー会社のグループとなりました。親会社から来る案件も多少はあるようですが、縄張りの問題やこれまで以上に収益管理がされるなど、自由度は下がっているようです。それで今は、M&A業者や銀行、証券などとリレーションづくりをして取組案件を増やそうとしているとのこと。その会社はバイサイド(買側)で案件に入ることが多いとのこと。なぜなら、融資等のリレーションのないブティックが売側に入るのは至難の業なのです。ほとんど相手にされないでしょう。バイサイドであれば、良い案件を持ってくればアドバイザーとして採用されます。しかし、問題はバイサイドということは成約率が極端に低いということです。例え案件化したとしても、良い案件ほど入札となる場合が多いですから、買い側は多いときは10社以上の競争となります。それに提案しても案件化しない場合が殆どです。ですので、このようなブティックに転職する場合は、個人の人脈が相当あって、かつそれを継続的に広げていける人でないと厳しいです。そこが銀行、証券などの大組織でやる場合との違いですね。

人は説得されない

たかまつななさんの立憲民主党枝野幸男さんへのインタビュー記事を読みました。

今はちょっと支持できないです…枝野さんに正直な疑問をぶつけてみた

 

――いますぐに政権交代をしたいとは言わないということですか?

枝野:今、私が政権交代と叫んでも耳を傾けてもらえる状況にはなっていない。選挙までの間に、さまざまな活動がちゃんと積み重なっていれば、公示の日に初めて「選択肢として私たちに政権をください」と言える。今言えることは「政権の選択肢を目指す」ということだけです。


――それまではやっぱり期待値を上げすぎないほうがいいと?

枝野:期待値はもちろん高いほうがいいんです。でも期待値を上げることを自己目的化しちゃいけない。求めているのは安心であり安定です。安心や安定は短時間では絶対にできません。信頼というのも短時間では絶対にできないんです。


――だからこそ、私は今から言ってほしいです。野党の党首に、政権交代を起こすから絶対に入れてくださいとやっぱり言ってほしいです。

枝野:私を信頼してくださいって言うのは詐欺師ですから。残念ながら今国民の皆さんの圧倒的多数は、日々の暮らしが大変で政権のことなんてどうでもいいんですよ。選挙のときに選ばなきゃいけないからということで初めて関心を持っていただくので。今、政権交代と言っても「あんたが総理になりたいだけでしょ」と誤解されてしまいます。

 

 

「意外と」といっては失礼ですが、「枝野幸男さん、冷静に現状を捉えているな」と思いました。特に「私を信頼してくださいって言うのは詐欺師ですから」というコメントは、本当にその通りだな、と思います。

 

okuhoはいわゆる専門部署に所属し、営業部の部長等に同行し顧客宛提案をさせていただくこともあります。その際に、顧客に対して、「安心してください、大丈夫です」というフレーズを多用する営業部長が結構いますが、そういう方ほど提案内容を理解していない方が多いな、と思います。何をするにもノーリスクはありえないわけですから、「安心です」という言葉で説き伏せようとするのはなく、しっかりリスクリターン等を説明すること、顧客が不明に思っていること、不安なこと、を「聞き出す」こと、が重要だと考えています。特にM&Aを検討するのは中小企業経営者です。ビジネスで痛い思いを何度もしている海千山千です。根拠のない言説で説き伏せられることはないでしょう。

 

「安心してください、信頼してください」という言葉がむしろ逆の結果となることは、原発の問題、年金の問題などで十分過ぎるくらい日本国民は理解していると思います。

それなのになぜ、いまだに「安心してください、信頼してください」という言葉が世に氾濫しているのか。それはそれでも騙されてしまう人がいるからでしょうね。

 

西山ファームのニュースがありましたが

西山ファーム元幹部ら逮捕 詐欺容疑、20億円被害か―愛知県警:時事ドットコム

典型的なポンジスキームです。過去から何回も何回も、同じスキームで詐欺事件が発生しています。

人は説得されないと思うものの、騙されてしまう一定層がいる、そして同じ人が何度も騙されるというのもまた事実。悲しいですが、騙す人が得をするのが人の世なんですかねえ。

 

人材育成

銀行では従来、総合職と事務職に職種が分かれていましたが、現在は事務職廃止の流れに有ります。その背景として、IT化進展により純粋な事務職が不要になってきたこと、従来事務職であった女性を営業戦力として活用し人件費を抑えたいこと、があります(たぶん)。これにより、旧事務職相当の新人女性が法人融資の営業担当となるケースが増えてきています。その新人女性たちは転勤がない職種なので、昇給体系は旧総合職とは違いますが、一定レベルまでの昇進は旧総合職と同じスピードだそうです。

 

この流れにより、当部にも3年ほど前から新人女性が毎年数人配属されるようになりました。個人的には若い女の子がたくさんいた方が楽しいということはあるのですが、人材育成としてはなかなか難しいものがあります。全くのゼロから一人前のM&Aアドバイザーになるには5年くらいかかると思いますが通常であればそのころには人事異動があるはずで、一人前になったとたんに別の部署ということでは無駄が多すぎます。また、M&Aアドバイザーをやるには業務時間外に財務、税務、法務、交渉などを勉強しなければなりませんが、彼女たちは別に希望して当部に来たわけでも無く、そこまで勉強するモチベーションはありません。会社側もそこまで深く考えて配属しているわけではなく、配属後のことは所属部署で考えてね、くらいの軽いノリです。まあどうなることやら。